31984010c52b739fa46b36a1a733c130_t

こんばんは。カラス好きの元図書館司書のCieloです。本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は 著:飯島栄治先生の対振りの秘策 完全版 飯島流引き角戦法について紹介していきたいと思います。

この「飯島流引き角戦法」ですが、升田幸三賞を受賞した画期的な戦法となっています。戦法自体は江戸時代頃からあった「平美濃返し」というものなのですが、そこへ飯島栄治先生が研究を重ね、プロ公式戦への実戦投入も可能になるほど実用的に改良したのが本戦法となります

98eefbbbd491a04ed43f71f4e0fe82c8_t

~飯島流引き角戦法の特徴~

この戦法の1つ目の特徴は、角道を空けずに引き角にして戦うというユニークな点ですが、嬉野流とは違いこちらは対振り飛車限定の作戦となっています。

2つ目は、角道を空けない形の美濃囲い(左美濃)に組むことです。左美濃といえば、最近では居角左美濃の作戦が有名ですが、通常の左美濃では角道を空けている分、相手に争点を与えるきっかけになってしまいます。

しかしこの角道を空けない左美濃は非常に強固で、解説手順の一つにこちらの飛車と相手の角を交換する筋があるのですが、相手の飛車が2枚でもびくともしないほど固いです。特に左本美濃に右銀が4八に合体した4枚美濃に関しては、横から攻めようとすると永遠より遠いです(体感です;)。

~強敵!?飯島流引き角対中飛車~
私がこの戦法を実際に使ってみた感想は、対中飛車の時は非常に気を使うので本書の定跡が他の対振り飛車にくらべて重要になってくるといったところでしょうか。飯島流引き角戦法では玉を左美濃へ入場させることを優先的に指していく必要がありますので、その途中際角を5七or4六へと一時設置します。

この間が非常に危険で、中飛車側からの飛車+銀との連携で角頭を責められると非常に厳しい。定跡手順をしっかりと学習しておかないと簡単に作戦負けして不利になってしまいます;なので要注意です。

c96e51cefcdff9fa3610df2de7388016_t

~居飛車党の方の対振り飛車有力作戦~
居飛車党の方で、対振り飛車用の作戦に困っている方、幅を広げようと思っている方はこちらの戦法を一度試してみることをおすすめします。この角道不突き型の左美濃は本当に強固で、相手をもって指してみるとよくわかります。鬼より怖い2枚飛車であっても、右銀を左本美濃にくっつけた4枚美濃の前では歯が立ちません。逆に角を持っていた方が有効な場面が多いくらいです。


時間の限られた大会や、ネット将棋においても非常に勝ちやすい戦法だと感じます。振り飛車党の方は居飛車穴熊退治に忙しいので(私もそうですが;)、左美濃囲いに対して対策できている人はかなり限られます。そんな飯島流引き角戦法、是非実戦で一度試してみてください。

それでは今回はこのあたりで!

対振りの秘策 完全版 飯島流引き角戦法 [ 飯島 栄治 ]



堅陣で勝つ!飯島流引き角戦法 Final (マイナビ将棋BOOKS) [ 飯島栄治 ]



・他の将棋関連記事へ

・TOPへ戻る



にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村